陽泰寺

上田市上野伊勢山:小林 元亨 住職
〔2014年1月30日掲載〕

 上田市の東部、砥石城のふもとに建つ陽泰寺の起源は古く、白鳳十一年(六八三)高僧泰澄が庵を結んだのが創立の基。明応五年(一四九六)曹洞宗となり、現在の陽泰寺が創建された。約五百十年を経た開山堂・本堂と庫院(くいん)の一部が檀家の厚い信仰心によって平成八年に完全復元修理、続いて庫院の大部分と管理棟、位牌堂、坐禅堂も同十年に新築された。
 同寺では第一、第三土曜日、夜八時から「坐禅の会と茶話会」を開催している。檀家や檀家以外の人が小林住職の話を聞きに訪れ、さまざまな会話を楽しんでいる。


活発に活動する仏教婦人会

 仏教婦人会は年四回の例会を開くほか御詠歌の集まり、写経会、ものづくりの会、夏休み坐禅会や研修旅行などの活動を通し、地域交流や会員相互の親睦を図っている。
 また、小林住職は毎年新年には、自身の言葉を自筆でしたため三日から八日まで檀家を一軒々回り、配布している。


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