浄念寺

上田市中央五:森 俊光住職
〔連載第31回〕

 上田市中央五の浄念寺は室町時代後期、永録二年(一五五九)に同市房山に創建。天正二年(一五七八)火災に遭い、同五年に教蓮社聖誉上人が再建した。元禄九年(一六九六)、現在地に移転、浄念寺と改称した。
 同寺野本堂に続く参道に大きなお地蔵様が目につく。このお地蔵様は古くから地元の人が「縁切り地蔵」と呼んで親しんできた。寺のシンボルともなっている。
本堂は観音堂と合築した建物で、間口も同じくらいの広さがあるという珍しい様式。
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