陽泰寺

上田市上野伊勢山:小林 元亨 住職
〔2007年2月28日掲載〕

 上田市の東部、砥石城のふもとに建つ陽泰寺の起源は古く、白鳳十一年(六八三)高僧泰澄が庵を結んだのが創立の基。明応五年(一四九六)曹洞宗となり、現在の陽泰寺が創建された。
 約五百十年を経た開山堂・本堂と庫院(くいん)の一部が檀家の厚い信仰心によって平成八年に完全復元修理、続いて庫院の大部分と管理棟、位牌堂、坐禅堂も新築された。
 同寺では第一、第三土曜日、夜八時から「坐禅の会と茶話会」を開催している。檀家や一般の人らが小林住職の話を聞きに訪れ、様々な会話を楽しんでいる。また、仏教婦人会(山崎さと子会長)は年四回の例会を開くほか夏休み坐禅会や研修旅行などの活動を通し、地域交流や会員相互の親睦を図っている。
 また、小林住職は毎年新年には、自身の言葉を自筆でしたため三日から八日まで檀家を一軒々回り、配布している。
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